今日、少し不思議な出来事がありました。
ある方からLINEでフレンド申請が届いたのですが、その方とは実際に面識がなかったんです。
共通点といえば、私が以前に名前だけ登録していたオンラインコミュニティに所属していたということ。
それ以外の接点は特にありませんでした。
「一度オンラインでお話しませんか」というお誘いだったので、正直なところ迷いましたが、せっかくのご縁かもしれないと思い、日程調整をしてお約束をしました。
私も前日までに聞いておけばよかったのかもしれません。
ところが当日になっても、肝心のZoomのIDが送られてこないのです。
私も忙しい時期でしたので「もしかして、送信忘れかな?」と思い、こちらから「IDを教えてください」と連絡をしました。
けれど、なかなか返答がありません。結局その時点で私は丁寧にお断りをしました。
すると、予約時間を過ぎてからようやく連絡が届き、「すみません、時間が押してましたので」とのひとこと。
ですが、そこにあったのは“事情の説明より言い訳”の印象でした。
このことから私が学んだのは、「信頼は小さな約束の積み重ねでしか築けない」というシンプルな事実です。
面識がない人とコミュニケーションを取る場合、第一印象はとても大事。
その中で「時間を守る姿勢」こそが最初の信頼を左右します。
特に私たち個人事業主にとって、お客様やパートナーとの「一対一の約束」には大きな意味があります。
ブランド力や肩書きよりも、相手が私たちに安心して時間を預けられるかどうか。
その安心感が、次の仕事や紹介、長期的な関係性へとつながっていきます。
もちろん、忙しさは誰にでも訪れます。
私だって予定が押して慌ててしまうことはあります。
でも、そのようなときこそ大切なのは一言の配慮です。
「開始が少し遅れそうです」と前もって伝えることで、相手は「大事にされている」と感じますし、信頼はむしろ深まることさえあります。
とても良い経験になりました。
自分事として振り返ることができたからです。
自分も気をつけたいと思いました。
今回の経験から改めて気づいたのは、個人事業主の仕事を支えているのは目立つ成果や宣伝よりも、「相手目線の誠実さ」だということ。
特に初めて出会う人とのやり取りでは、小さな不安ひとつで信頼が消えてしまいます。
逆に、小さな配慮が積み重なることで「この人にお願いしたい」と思っていただけるのです。
今日一日を振り返って、あなたの約束の扱い方を少しだけ見直してみてください。
私は小さな時間の約束をしっかり守れているかな?
相手の立場に立ったひとことを伝えられているかな?
派手さは必要ありません。
ほんの小さな誠実さが、これからのビジネスを支える信頼の土台になります。
そして、あなたが誰かとの約束を大切にしたとき、きっとその誠実さは巡り巡って、次のご縁や素敵なチャンスとなって返ってくるはずです。
同じ個人事業主仲間として、これからも「人を想う心」を忘れずに、ゆっくり、でも着実に、ご自身の信頼とお仕事を育てていきましょう。
あなたの小さな心遣いが、誰かの明るい一歩につながりますように。