以前書いたブログ記事を実際にお読みくださった方からこんな素敵なコメントをいただきました。
「すごいなあ、ようこさん。それしか言えんです」
私なりのこういうものが見つかるのだろか?そもそもほんとに見つけたいと思ってるのか?自問自答してしまいました。
とにかく尊敬。
そんな声をいただいてうれしい半面、どこかそわそわする気持ちになりました。
私自身、まだ「これだ!」と胸を張って言える「ほんとに見つけたいもの」を、今も探し続けているからかもしれません。
もしかして、見せている私と本当の私は違うのかな、と。一瞬戸惑うこともあります。
でも思うのです。
「尊敬される人」って、決して完璧な人じゃない。
むしろ、時に弱さも迷いもさらけ出しながら、それでも自分の軸を貫こうと向き合い続ける人。
その「覚悟」にこそ人は心動かされるのではないか、と。
個人で仕事を始めてみて痛感したのは、周囲の期待や評価は、思いのほか波のように押し寄せてくるということ。
たとえば「もっとこうした方がいい」「このやり方が正解なんじゃない?」そんな声を耳にするたび、私はふわふわと自分の足元が浮いてしまいそうになります。
人の評価は、ありがたくもあり、時に自分らしさから遠ざけるものにもなりうるかもしれないのです。
でも、どんなに外の声が賑やかでも、「私はこうありたい」という静かな闘志を消さずにいられるか。
それが、私なりの尊敬される仕事のあり方かもしれないと思うようになりました。
自分軸って、最初からビシッと決まったものじゃありません。
日々の仕事のなかで「ああ、これって自分にとって大事だな」と小さな確信を積み重ねていく。
それこそが少しずつ「覚悟」につながる道だと思うのです。
決して大きな決断じゃなくていい。
本当に些細なことでいいのです。
たとえば、「私はお客様との対話を大事にしたい」「小さくても納得できる形で関わり続けたい」。
その積み重ねで、やっと少しずつ自分の仕事が「自分のもの」になっていく気がしています。
「他の人みたいにできない」
「周囲からどう見られているんだろう」
と不安になることもあります。
でも、私自身がいちばん大切にしたいものや納得できる仕事を続けることで、はじめて「この人は自分の軸を持っている」と思ってもらえるのではと感じるようになりました。
自分らしく進むその姿が、誰かの勇気や尊敬に変わる。
その循環に、私もそっと加われたら嬉しいです。
焦る必要はありません。
「覚悟を持つぞ」なんて、大それた覚悟をすることはありません。
日々の小さな選択やチャレンジの中で、静かに育っていくもの。
「自分だけの軸は、今ここにある」と信じて、今日も自分らしい歩みを、自分のペースで大切に進んでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。