今回ご紹介するクライアント様は、現職の会社員として日々多忙を極めながらも、約2カ月間にわたるストレングス・ファインダーの3カ月サポートを受けている男性です。
仕事での課題や転機を前に、自分の強みを見つめ直しながら着実に歩みを進めていらっしゃいます。
もっと強く、もっとやさしく。車線変更を迎えたクライアントさんの変化
約2カ月のセッションを通して、クライアント様がどんどん自分の強みによりそい、自信に満ちた表情に変わっていく様子を感じられて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
当初クライアント様は、来年からの「車線変更」という大きな転機に、不安や葛藤もいっぱいの様子でした。
特に現職の社長との心情的なもつれや、思わず息を飲むような言葉のやりとりもあって、心がざわざわしていることが伝わってきました。
でもそんな中でも、冷静にメールで状況を整理し、私にシェアしてくださったことに、私は心から感動しました。
そこには、何気なく働いていた戦略性という強みがすっと現れていて、それがクライアント様の「前に進む力」になっているんだなあと改めて感じました。
また、ポジティブな心持ちと、しなやかな自我の弱さ(ここにはむしろ強さがあるのです)で、心のざわめきに飲まれず、落ち着いて見つめることができているのも素晴らしいと思いました。
ドイツでのプレゼンテーションの成功も、私にとっては何よりのご褒美でした。
「自分の強みトップ5を伝えて望む結果を出せた」と教えてくれて、その自信に満ちた言葉に私も笑顔がこぼれました。
パワーポイントの画面越しに客観的に自分を見つめられるようになったという、その「メタ視点」を得た瞬間こそ、強みの真の力を感じた証。
自分で自分を味方につけられるって、こんなに輝かしいことなんだなあと、心から思います。
振り返りの中では、「内省が過ぎて堂々巡りになるのはやめたい」という気づきもありました。
それは、自分を大切に想いすぎるゆえの優しさです。
でも同時に、「思いすぎるところは、自分のポジティブや戦略性、着想でカバーしていけばいい」と前向きに捉えているその姿が、とても頼もしく感じています。
そして何より、「進む道は間違っていない」と自信が言葉に表れてきたことが、私には何よりの喜びです。
「親密性や責任感を超えて、もっと大きな枠組みで挑戦したい」という大きな決断も、この約2カ月の積み重ねの中で、自然と力強く固まっていきました。
最後にこんな言葉で締めくくられています。
「不安はまだあるけれど、内省の堂々巡りは減ってきました。来るものは拒まず、車線変更のチャンスをしっかり掴んでいきたいです。」
まるで春の風が吹き始めたような、そんな清々しい言葉だなあと感じました。
強みは、ただ「持っているもの」ではなく、日々の暮らしの中で育て、添えていくもの。
そして何より、「自分の強さを信じて生きること」。
そんな大切なことを、クライアント様から教わった2カ月でした。
のこり1カ月もしっかり伴走サポートしていきます。
これからもその歩みが、さらに輝いていきますように。
ご本人様から了解をいただいています振り返りシートの一部を紹介いたします。


