「私には強みなんてない」そう思い続けていた会社員時代
会社員時代の私は、ずっとこんなふうに思っていました。
「特別な才能なんて、私にはない」
「何をやっても中途半端で、周りの人のようにはなれない」
会議で発言するのが苦手。
サクサク仕事をこなす周囲を横目に、自分はもたついてばかり。
「もっと要領よく動かないと」
「もっと積極的にならなきゃ」
「もっと、もっと…」
“もっと”を追いかける日々の中で、私はいつの間にか、自分を責めることが当たり前になっていました。
「ストレングス・ファインダー」との出会いのきっかけは、骨折
そんな私に転機が訪れたのは、今から2年前。
不意に転倒し、手首を骨折して療養中のことでした。
思うように動けない日々。
焦りと無力感に押しつぶされそうになっていた私に、ある知人がこんなふうに声をかけてくれました。
「ねえ、ストレングス・ファインダーって知ってる? 自分の強みがわかる診断なんだけど、一度やってみない?」
どこか心に引っかかる言葉でした。
これまで「強み」なんて考えたこともなかったけれど、
「今の自分を変えたい」という想いだけで、診断を受けてみることにしたんです。
「え? これが強みなの?」──驚きと戸惑いの診断結果
診断を終えて出てきた私の上位資質は、こんな内容でした。
- 収集心
- 学習欲
- 内省
- 共感性
- 未来志向
正直、「え?」と思いました。
「ただの考えすぎな性格」や「人の顔色をうかがいすぎる私」
そんな印象だったからです。
でも、その後にコーチと一緒に診断結果を読み解いていく中で、少しずつ見方が変わっていきました。
- 情報を集めるのが好きな自分
- 人の感情に敏感で、自然と寄り添ってしまう自分
- 自分の中でじっくり考えを深める自分
それらはすべて、「才能」や「強み」としての資質だったのです。
「私のままでいいんだ」と思えた瞬間が、人生を変えた
それから少しずつ、私は自分を見る目を変えていきました。
- 会議で発言できなくても、みんなの意見をメモして整理している自分。
- 誰かが悩んでいたら、さりげなく声をかけて寄り添える自分。
- すぐに結論を出さず、じっくり考えを深める自分。
今まで「ダメだ」と思っていたところこそが、
“私らしさ”であり、“誰かのためになる強み”だったと気づけたんです。
「これでいいんだ」
「私の“当たり前”が、誰かの役に立つかもしれない」
そう思えた瞬間、肩の力がスッと抜けていくのを感じました。
今は「強みを見つけるサポート」が私の仕事です
今、私はストレングス・ファインダーコーチとして活動しています。
「自分には強みなんてない」と思っていた私が、
今はクライアントさんの“その人だけの強み”を一緒に見つけるサポートをしています。
人生って、本当に不思議です。
でもあのとき、自分を変えたいと一歩踏み出したあの日が、すべての始まりだったと思います。
「自分には何もない」そう感じているあなたへ
もし、今の自分に自信が持てなかったり、
「自分には何もない」「強みなんて見つからない」と感じているならどうか、ストレングス・ファインダーを一度、試してみてください。
あなたの中にある「当たり前」の中に、
実は、他の誰かにとっての大切な価値が眠っているかもしれません。
あなたの“当たり前”は、きっと誰かの宝物になります。
まとめ:強みとは、「すでにあるもの」に気づくこと
- 強みは、“持っていないもの”ではなく、“すでにあるけど気づいていないもの”
- 弱みだと思っていた部分こそ、角度を変えれば「強み」になる
- 自分の強みに気づくことで、自信と人生の方向性が見えてくる
あなたも今日から、「自分の中の可能性」に目を向けてみませんか?
今日も、あなたらしい一日を。
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ストレングスファインダーとの出会い、きっかけについて話してます。良かったら聞いてみてください。