強みって、仕事だけのものじゃないんだ
先日、メルマガの読者さんからこんなうれしいコメントをいただきました。
「当初『自分の強み』は仕事の文脈でしか発揮できないものと思っていました。
でもメルマガを読むうちに、『自分の強みは仕事ばかりではなく、趣味や特技にも生かせるんだ!』という重要な事実に気づきました。」
このメッセージを読んだ瞬間、思わず何度も読み返してしまいました。
「そうそう、それなんです!」と、心の中で拍手を送りたくなるようなうれしさ。
メルマガを書き続けてきて本当によかったと思える瞬間でした。
多くの人は、「強み=仕事で使うスキル」「職場で役立つ資質」と考えがちです。
でも本当は、強みってもっとずっと広くて、いろんな形で顔を出すものなんですよね。
たとえば、「慎重さ」が高い人(上位の資質)は、編み物やガーデニングのように一つひとつ丁寧に手をかける趣味に没頭するときに、その強みを思い切り発揮しています。
「親密性」が高い人(上位の資質)は、友人とのおしゃべりや家族との時間を大切にすること自体が、その人らしい「強みの使い方」。
「学習欲」が高い人(上位の資質)は、新しいことを学ぶ喜びを感じながら、いつの間にか周りの人に刺激を与えています。
そして、「収集心」が高い人(上位の資質)は、好きな雑誌の切り抜きや旅先で集めた小さな思い出をコレクションして、あとで眺めながらにんまりしていたりします。それはまさに「情報やモノを集める喜び」という強みの自然な表現。仕事でデータを集めるのと同じように、生活の中でも探究の楽しさを味わっているんです。
こうして眺めてみると、強みって仕事という枠の中だけで測るのは、もったいないですよね。
仕事から一歩離れた時間。趣味、遊び、暮らしのなかにも、ちゃんと強みは息づいています。
私自身、かつては「強みは成果を出すためのもの」と思っていた時期がありました。
でも、あるとき気づいたんです。
好きなカフェでノートに思いを書き出している時間も、庭の花を見てふっとインスピレーションがわく瞬間も、じつは自分の強みが働いているんじゃないかって。
そう思えるようになったとき、日常が少しずつやさしく、豊かに見えてきました。
先日、私が主催するストレングスコミュニティ「ストレングス・ドリーム・ジャーニー」交流会でもそんな話をちょうどしたところでした。
今まさに話している自分自身は、この上位の資質を使って今行動しているんだよって。
今回の読者さんのコメントを通して、あらためて思いました。
「強みは、成果を出すためだけのものじゃない。」
それは、自分を理解し、人生そのものを味わうためのヒントでもあるということ。
メルマガを続けていると、こうした気づきをシェアしてくださる方にたくさん出会えます。
その一つひとつの声が、私にとっても学びであり、喜びであり、励みです。
誰かの新しい視点になり、そこからまた次の心の扉が開いていく。
そうやって、静かにでも確実に「循環」が生まれていくのを感じます。
今日もまた、このページを読んでくださっているあなたの中で、「自分の強みがこんなところにも生きているかも?」と、そんな小さな発見が芽生えたらうれしいです。
あなたの強みは、いつだってあなたの中に。
仕事の中にも、日々の暮らしの中にも、そして好きなことの中にも、静かに光っているんです。
そして最後に、あらためて、すてきなコメントを届けてくださった読者さん、本当にありがとうございました。
あなたの気づきが、また新しい気づきを生む循環を生み出してくれました。
これからもそんな優しい学びの連鎖を、いっしょに育てていけたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
