毎日が、まるでスケジュールやタスクの上を駆け抜けているような時間の連続。
仕事、家事、育児や介護…優先順位を考え、今日「やるべきこと」をこなすだけで精一杯。
気づけば自分に“お疲れさま”と声をかける余裕もなく、夜が更けていませんか。
ですがそんなあなたも、ふとした「ほんの一瞬」に、やさしい「わたし時間」を手に入れることができるのです。
スモールステップの魔法
忙しい人ほど、大きなことじゃなくていい。
行動経済学で言う「スモールステップ」
大きすぎる目標や「まとまった時間が取れない」という思い込みが、逆に一歩を遠ざけてしまいます。
- 深呼吸を一回だけしてみる
- 好きな香りのハンドクリームを手首にちょこんと塗る
- ベランダから空を見る一分間
- カレンダーに“がんばった自分シール”を貼る
どれもたった1分、もしかすると30秒です。
でも、それが今日のあなたにとって、とても大事な「わたしだけのご褒美」になりえます。
マイクロモーメントを味方に
マイクロモーメントとは、一瞬の“余白”を捉える習慣。
エレベーターの中。
電子レンジのピピッと鳴るまでのあいだ。
子どもを寝かしつけて、布団の中で自分だけの深呼吸。
一日のうちに何度も現れる「ほんのわずかな時間」を、決して無駄だと切り捨てないで。
その1分で気持ちをほぐしたり、頭の中に優しい声をかける、それだけで今日の色合いが少し変わってきます。
ストレングス・ファインダーが教えてくれる「時間の使い方」
ストレングス・ファインダーで自分の強みを知ったとき、人によって「忙しい」を感じるポイントも、取りたい「わたし時間」のかたちも違います。
- 「達成欲」が強い人なら、小さなタスクを終えるごとに「よし!」と自分を褒める時間が、活力になります。
- 「調和性」が高い人なら、家族と一緒に静かな時間を共有することがエネルギーチャージに。
- 「学習欲」が上位の人は、1分の読書や新しい知識へのチラ見が、明日への小さな自信や喜びになるはずです。
「わたし時間」は自分の強みとセットで考えると、もっと自然に、そして自分らしくなっていきます。
“全部抱えている”わたしに、やさしい余白を
「頑張りすぎているな」と感じたら、スモールステップで“立ち止まること”さえご褒美だと思ってほしいです。
その余白が、知らないうちに心のバランスを整え、明日へすすむエネルギーを蓄えてくれます。
誰かと比べず、その日、その時の自分を「よし」と肯定してあげる。
本当のセルフケアは、こうして小さな「わたし時間」を慈しむことから始まるのかもしれません。
私も日々ゆらぎながらですが、悔いのない人生を歩むため自分の気持ちを大事にしています。
そんな日々を、一緒にそっと歩んでいけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。